@article{oai:gakusen.repo.nii.ac.jp:00000309, author = {金森, 和彦 and KANAMORI, Kazuhiko}, issue = {1}, journal = {経営研究, The Gakusen management review}, month = {Aug}, note = {P(論文), 社会主義市場経済を達成するためには,多くの資質的に優れた経営者が必要とされる。経営者の行動特性は,その質の客観的な反映である。現段階でのわが国の経営者層の行動特性を理解し,その総体としての素質と社会的地位を把握するため,中国経営者調査チームは,1993年わが国で初めて経営者基本状況調査を行い,1994年には経営者に関する問題の追跡調査を行った。今回の調査の有効回答数は2,756件であり,その原データ数は75万個に及ぶ。アンケートには主として法人代表者(工場長,経理)が回答する形態をとっている。企業の地理的分布は30の省,市,自治区をカバーし,業種的には採掘,製造,建築,交通運輸,通信,商業・サービス,外国貿易,金融,不動産,公共事業などとなっている。そのうち,国有,集体,三資,そしてその他所有形態(私営含む)企業の占める割合はそれぞれ74.3%,12.9%,7.4%,5.4%であり,大中型企業の割合は90.6%であった。調査結果から読みとれたことはおおよそ以下の通りである。・現段階ではわが国の経営者の多くが管理者,技術者ならびに党政幹部の出身である。・社会主義的市場経済体制の建設に歩調を合わせて,経営者的な役割意識が形成されつつあり,その専門家となるべき道を歩むことをすでに多くの経営者たちが志向している。・経営者としての水準はまだ初歩的レベルではあるものの,経営者たちは自分の職業的な素養を高めることを重視しており,個人の修養を重んじている。また,かれらはひじょうに強い進取の精神をもちつつ,貢献的,民主的な行為および価値観でもって,実を求めている。・経営者的な人材と情報への関心は着実に高まっている。・経営者の職務はリスクがともない非常に多忙であるため,かれらの健康状態に対してもっと社会的に関心が払われなければならない。・体制転換の火中にあって,経営者行動における市場経済指向は徐々に強くなっており,経営者の職業的目標もさらに明確にする必要がある。・経営者が成長していくための環境はあきらかに好転しているが,さらに改善すべき必要がある。}, pages = {51--75}, title = {現段階におけるわが国経営者層の行動特性に関する調査分析 : 1995年中国の経営者層の成長と発展問題調査報告(中国経営者調査チーム編,『管理世界』1995年第3期,pp.153-163)}, volume = {10}, year = {1996}, yomi = {カナモリ, カズヒコ} }