@article{oai:gakusen.repo.nii.ac.jp:00000233, author = {桑田, 幸三 and KUWADA, Kozo}, issue = {1}, journal = {経営研究, The Gakusen management review}, month = {Sep}, note = {P(論文), 今から2100年も昔,司馬遷が編集した『史記』が世界的な歴史古典の一つであることは,言うまでもあるまい。全巻130巻のうち第129巻の『貨殖列伝』は経済篇とでも称すべき特色ある専篇である。多数の貨殖家(企業家)が登場するが,その間に司馬遷の経済思想が縦横に織り込まれている。『貨殖列伝』の内容を大まかに区切ってみると,全体を前後二段に区分しうる。前段は春秋・戦国から秦代に至る時期(BC8C~BC3C),後段は漢代初期(BC200~BC100ころ)の経済問題について述べられている。前段は,さらに次の3節に分けられる。(a)人間の物質的欲望を与件として経済問題を論ずべきこと。(b)中国各地域の自然環境の相違に基づく社会的分業の形成。(c)農・工・商および虞(林業・水産業・鉱業)は富国富民の源泉であること。その具体例。後段は次の5節に区切ることが出来る。(d)漢初の自由化政策による各地域経済の発展。(e)政治や地域流通の中心にみる都会の勃興。(f)新興職業・新興産業の成立・発展。(g)財産の蓄積,平均利潤率,所得の形成。(h)貨殖の事例と総括。本論は司馬遷の分業論を中心に,その経済思想の一端を現代経済学の観点から考察したものである。}, pages = {1--18}, title = {『史記』に見られる分業論について : 中国経済思想史論}, volume = {7}, year = {1993}, yomi = {クワダ, コウゾウ} }